2023.09.01 ブログ

戸建て建設現場で監視カメラを設置して現場監督の業務効率化を実現

【事例】戸建て建設現場で監視カメラを設置して現場監督の業務効率化を実現

 

戸建て建設現場での監視カメラ(防犯カメラ)設置でお悩みではないでしょうか?

ここ最近、戸建て建設現場で監視カメラをご利用いただくケースが非常に多くなってきています。

この記事では、戸建て建設現場での監視カメラ活用の事例や機能(録画や監視)について解説していきます。

監視カメラの利用をご検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。 

 

導入前の課題は何だったのか?

新築の戸建て建設現場では現場の状況(工事の進捗状況など)を日々確認します。そのためには、現場監督が直接現場にいくか、現場にいる職人に電話する必要がありました。しかし、前者の場合は移動時間がかかり、後者の場合は職人の手を止めることになり、場合によっては工事の進捗に悪影響を与えてしまいます。

現場で保管している資材などは、屋外で保管しています。そのため、ときどき盗難にあうこともあるのです。住宅を建設する現場ですので屋内での資材保管は難しいという問題があるのです。どこかに倉庫を借りたとしてもその賃料や、現場まで都度運搬する手間を考えると現実的ではありません。

お客様の中には施工状況を細かく確認される方もいます。現場を見に来ていただければ早いのですが、なかなかそういう訳にもいかず……。結局現場監督など対応できる人が都度現地に行って写真を撮影・送付していたため、大変な手間になっていました。

どのような導入効果があったのか?

監視カメラを導入したところ、リアルタイムで現場の状況を確認できるようになりました。そのため、施工状況確認のために現場監督が現場にいく必要がなくなり、また、職人の手を止めることもなくなり、非常に効率よく仕事できるようになったのです。

現場での資材の盗難も減りました。いかにも監視カメラとわかるような筺体のため、監視カメラそのものに犯罪抑止効果が期待できるのです。もちろん「監視カメラ稼働中」という掲示もしています。また、監視カメラがあることで、職人による現場の5Sが進むという副次的な効果もありました。

現場の様子はお客様とも共有しています。それにより安心されるお客様がふえ、仕事が円滑に進むようになりました。

戸建て住宅現場への監視カメラ導入メリット

監視カメラを導入すると、どのようなメリットがあるのでしょうか?

職人の勤怠管理に役立つ

1つ目のメリットは職人の勤怠管理に役立つことです。多くの職人は就業時間や作業スケジュールをしっかり守って働いています。しかし、中にはそうではないも人もいるかもしれません。作業していると見せかけて物陰でサボっている人や、昼休憩で食事にでかけたままなかなか帰ってこない人もいるでしょう。

このように職人がしっかり働いているか監視する際に、監視カメラがおすすめです。

場合によっては職人の体調の変化に気付くこともあるかもしれません。朝礼時は体調がよく元気に仕事していても、仕事中に体調が悪くなることもあるでしょう。本人の性格によっては、なかなか先輩や現場監督に言い出せないときもあるかもしれません。職人は地上での仕事だけでなく、安全帯をつけて高所で仕事する場合もあります。このようなとき、体調不良が原因でケガして労働災害にもなれば、本人にとっても会社にとっても大きな負担になります。監視カメラがあれば、職人の動きがおかしいときにすぐに気付けます。また、クラウドに保存するタイプなら、出先でもスマートフォン(スマホ)を使って監視カメラの映像を確認できるのです。

戸建住宅の施工品質管理に役立つ

ものづくりは品質がいのちともいわれています。工場で生産するような商品であれば、仮に品質に欠陥があったとしても、最悪の場合、代替品(良品)を納品することでその場をしのげます。しかし、戸建て住宅ではそういう訳にはいかず、しかも施工箇所によってはあとからやり直しがきかない部分もあります。

そのようなとき監視カメラがあれば、品質不良を起こしそうな作業を未然に防げます。品質不良の原因はいろいろ。作業内容がわかっており熟練度に問題がなくても、作業時間短縮のために職人が作業を省略するかもしれません。また、新人の場合は、作業を間違って覚えていて、それがそのまま品質不良につながることもあります。前者の場合は、監視カメラの映像を品質改善および当該職人の勤務態度改善に活用できます。そして、後者の場合は品質不良を起こした本人の教育、およびほかの新人への教育(水平展開)として活用できるのです。

トラブルが発生したときの証拠になる

3つ目のメリットも品質管理の話と似ているかもしれません。

品質管理は前述のように会社側に責任がある場合と、そうでない場合があります。たとえば、現場に保管しておいた資材が盗難にあってスケジュールが遅れたり、悪意のある第三者により余計な資材が搬入され間違って現場で使われることがあるかもしれません。

また、途中まで順調に施工が進んでいても地震や大雨・大雪など、自然災害が品質に悪影響を及ぼす場合も考えられます。

適正な品質の戸建て住宅を建築する責任はもちろん会社側にあります。しかし、時と場合によってはやむを得ない状況もあるでしょう(会社側がこれを強く主張するのは難しいかもしれませんが)。そのようなとき、お客様に少しでも納得してもらうための手段として監視カメラの映像が役に立つかもしれません。もし、お客様が会社側の責任を追及することばかり考えていたとしたら、会社側からすると自らの故意ではないことを説明する材料になるでしょう。

戸建住宅現場への監視カメラ導入デメリット

監視カメラ導入には、メリットがある一方デメリットもあります。どのようなデメリットがあるのでしょうか。

職人が仕事しづらくなる

事務所で管理する現場監督や管理職は、監視カメラ導入により現場の様子がわかってよいでしょう。しかし、現場ではたらく職人からすると、逐一自分たちの行動を監視されているようで、あまり気分のよいものではないかもしれません。もちろん、あえて不正したり、あえてサボろうとしたりする職人が少ないのは事実。しかし、それでも仕事の様子を監視されることへの嫌悪感はあるのではないでしょうか?中には監視されていることが気になり、そうでないときと比べると作業効率が落ちる職人もいるかもしれません。

監視カメラ導入に不満を持つ職人が増えた場合、さらなる問題に発展することもあります。現場監督は監視カメラが導入されると、明らかに現場に行く回数が減るでしょう。業務効率化という面ではよいことですが、現場の職人の気持ちになるとおもしろくないかもしれません。このように、監視カメラは現場側と管理側に壁を作ってしまう恐れがあります。

現場周囲の様子が映り込む

戸建て住宅の建設現場の周囲が、住宅街になっていることもあるでしょう。地域によっては家どうしが密集しており、現場に監視カメラを設置すると、どうしても周囲の様子が映り込むことがあります。場合によっては近隣住民から苦情が出たり、特定の方向に監視カメラを向けられなくなることもあるでしょう。「自宅が監視カメラに写っている」というのは気分のよくないことです。また、24時間監視するとなると、工事に関係ない夜間も撮影されることになります。

近隣住民からすると、いくら目的を説明されてもそこに監視カメラがあることに不満を持つ方もいます。効率化や理屈だけでなく、周囲の方の気持ち(もちろん職人を含む)をよく考えて監視カメラを設置しましょう。

必ず死角が生まれる

監視カメラを設置したからといって、現場のすべての状況を把握できるわけではありません。監視カメラには必ず死角があるためです。まず、カメラそのものの性能(撮影範囲)として必ず死角がうまれます。そして、現場は資材や工具など、大小さまざまな物が置いてあるため、必ず物陰が発生してしまうのです。このような細かい部分まで見る場合は、やはり人間が現地に行くほうが早いかもしれません。

もちろん、導入費用に上限がないのであれば、監視カメラの台数を増やしていけばいつか死角はゼロになるかもしれません。しかし、それは現実的でないため、どこかで導入費用と導入台数のバランスを取る必要があるのです。また、場合によっては現場監督が現地に行くという作業を残し(回数は減りますが)、大切な部分は目視確認するようにした方がよい場合もあります。

現場監視カメラシステムを導入するメリットについては、こちらで詳しく解説しています。

現場監視カメラを導入するメリットについて

まとめ 

本記事をお読みいただくことで、 戸建て建設現場での監視カメラ活用の事例ついてご理解いただけたと思います。

複数の建設現場を担当している現場監督が、監視カメラを活用することで現場に行かずに状況把握、進捗状況確認ができるようになります。

現場監督が忙しい、労働環境を改善したいという方は、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。ただし、監視カメラを設置するには本体費用(本体価格)とは別に設置費用がかかったり、配線作業があったりと少し手間のかかる作業です。それでも、仕事の生産性向上や、防犯につながると思えば、安い投資でしょう。

 

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