2021.11.30 ブログ

スマホ連動の屋外監視カメラが建設現場の遠隔監視に最適な理由

複数の建設現場を管理しないとならないけど、忙しくて全ての現場を回り切れない。そんな悩みはお持ちでないですか?

その悩み、建設現場にスマートフォン(以下、スマホ)のアプリに連動する屋外監視カメラを設置することで解決できるんです。

本記事では、スマホ連動の屋外監視カメラが建設現場の遠隔監視に最適な理由について解説していきます。

複数の現場管理を高い次元で効率化したいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

スマホ連動の屋外監視カメラを使うメリット

スマホ連動の屋外監視カメラを使うと、次のようなメリットがあります。

事務所からでも現場状況の把握が可能

複数の現場を抱えていると、すべての現場を回るのが難しいのはもちろんのこと、打ち合わせなどで事務所からなかなか出られないタイミングもあるでしょう

 

打ち合わせは必要なことですので、欠席して現場に出るわけにはいきません。とはいえ現場は生物(なまもの)であるため、様子を見に行かないうちに進捗遅れが発生したり、何かトラブルが発生したりしていることもあります。そのため、「現場を確認しない」という選択もなかなかできないのです。

 

事務所から現場の作業員に電話をして状況を聞く方法もあります。しかし、それでは現場の作業を止めてしまううえ、仮に何か不都合なことがあっても報告があがってこないこともあります。

 

しかし、スマホ連動の屋外監視カメラがあれば、事務所にいながら現場の状況を確認できます。もちろんカメラの画角に入る範囲しか見られませんが、おおよその様子は分かるでしょう。すべての現場の様子を見て、現地に行く必要がありそうな現場にだけ出向けば、時間を有効に使えます。また、映像を確認する時間を、スマホのタイマーなどに通知してもらえば、習慣化できるでしょう。

 

防犯カメラにはボックス型、ドーム型、PTZ型などがありますが、すべてのタイプにスマホ連動タイプがあります。

出先や移動中でもスマホから現場状況の把握が可能

仕事をしていると外回りや出張をすることもあるでしょう。しかし、そのような状況でも現場は動いているのです。日常のルーティーン(映像での現場確認)を出先でもできるのは大きなメリットでしょう。

 

また、移動中も仕事ができれば時間を有効に使えますよね。車両を運転するような状況でなければ、スマホを見るだけで現場の様子を確認できます。ただし、視聴時間にもよりますが、動画配信サービスを利用するのと同等のデータ量が必要になり、電池の消費も相応になります。スマホの電池残量が少ない状況では、使い方を考えたほうがよいでしょう。

録画映像が残るから現場の防犯対策、安全対策にもなる

24時間365日動く現場であれば常に誰かが現場にいますが、そういった現場ばかりではありません。夜間や休日など、誰も現場にいない時間帯があるでしょう。

そのようなとき、心配になるのが防犯対策です。資材や同工具の盗難、工事途中の現場でのいたずらなど考えられることはいろいろあります。そのようなとき、スマホ連動の屋外カメラがあれば、いつでも現場の様子を確認できます。

 

犯人の立場からしても、防犯カメラ(屋外監視カメラ)が稼働している現場では犯行におよびにくいでしょう。ましてや「防犯カメラ作動中」などの掲示があれば、なおのこと。防犯カメラは2つの意味の防犯対策として人間の目の代わりになってくれるのです。

電源さえあれば簡単に導入できる

スマホ連動の屋外カメラは電源さえあれば、基本的に導入できます。場合によってはWi-Fiなどの通信環境の整備が必要な場合もありますが、既存の通信回線(携帯電話の通信回線)を使用する場合は、この限りでない場合もあります。詳細は屋外カメラのメーカーや販売元・レンタルサービス会社に確認しましょう。

 

スマホ連動の屋外監視カメラを使うデメリット

反対に、スマホ連動の屋外監視カメラを使うデメリットは何でしょうか?

現場とのコミュニケーションが希薄になる

たしかにスマホ連動の屋外監視カメラを使用すると、効率よく現場を管理できます。複数の現場の映像を見ればおおよその状況が分かり、事務所にいながらすべての現場の管理もできるでしょう。

 

しかし、現場の仕事はコミュニケーションが欠かせません。進捗状況を聞いたり、困っていることがないか聞いたりする。この先の工事スケジュールを確認したりする。こういったことは現場で直接作業員と話すのが一番です。表情や声色、伝え方など何か問題を孕んでいればそのサインがあるはずです。また、形式ばった報告ではなく、休憩中の些細な話から重大な問題点がわかったり、大きな改善ポイントを思いついたりすることもあります。

 

人と人が協力して仕事をするうえで、直接のコニュニケーションが減ることはデメリットでしょう。作業員の士気に影響し、そのまま工事の品質に影響する場合もあります。

現場作業員の立場で考えると、監視されているという気持ちになる

スマホ連動の屋外監視カメラは、現場を管理する方からすると効率よく仕事できるアイテムです。しかし、管理される現場の作業員の立場ではどうでしょうか?

 

「以前より監督が現場に来なくなった」

「代わりにカメラで作業の様子を録画されているようだ」

「普通に仕事しているだけでも、監視されているようで嫌だ」

 

一部の職種を除いて、常に人に監視されながら仕事をすることはあまりないでしょう。現場作業となるとなおのことです。作業をほかの人に見られるだけでも緊張する人もいれば、監視カメラだとさらに緊張したり、監視されているようだと快く思わなかったりする人もいるでしょう。

 

もちろん防犯対策や安全対策など、ときには現場の作業員を守るという意味で屋外監視カメラが役立つときもあるでしょう。しかし、そういったことが発生する頻度は通常少ないもの。どうしても「監視されている」と思う頻度の方が多くなってしまうのです。

ランニングコストがかかる

スマホ連動の屋外監視カメラの場合、必ず通信回線を使って映像をスマホに送ります。そのため、通信費が必ずかかりランニングコストをゼロにすることはできません。また、電源への常時接続も必要になります。消費電力はそれほど多くないかもしれませんが、電源容量を圧迫する方向になること、そして通信費がかさむ方向になることは間違いありません。

 

現場から離れた現場事務所からでも現場状況の把握が可能

現場の巡回回数が減る

屋外監視カメラの導入によって、現場から離れた現場事務所からでも状況把握ができるようになります。

これにより現場を巡回することなく現場事務所からでも複数の現場の確認ができ、業務の生産性を向上させることができます。

スマホ連動機能では外出先からでも遠隔監視ができ、スマホからの遠隔操作で撮影するカメラの向きを上下左右に動かしたりズームすることも可能です。

 

状況によらず現場の監視が可能に

現場で働く従業員の状態確認や労働環境の改善につなげることもできます。

休日に悪天候で現場の状況が気になったときも、自宅からスマホで確認ができるので、現場に行く必要もなく安心です。現場で何かトラブルがあったも、すぐに検知できるのです。

 

録画映像の記録が残せる!映像の活用方法は?

盗難防止

建設現場では建築資材や建機、現場事務所でのパソコンの盗難等が多くあります。

屋外監視カメラを設置することで現場の映像を記録として残すことが出来るので防犯対策になります。

防犯対策

カメラを設置しているだけで犯行を未然に防ぐことにもつながるんです。

カメラの映像を静止画像や動画として保存することも可能なので、有事の際(犯罪の発生時)には証拠になります。

事故の証拠

品質不良や工期遅れの原因や責任があるのは、施工業者側だけではありません。大雨や洪水、雷や積雪など天災によるものもあります。また、現場付近でたまたま火災が起こって、その影響を受ける場合もあるでしょう。そのようなとき、屋外監視カメラに様子が写っていれば施工業者に責任がないことを証明できます。

 

電源だけあればwifi環境がいらない

カメラによってはWi-Fi環境が必要な場合も

通常、カメラを遠隔監視するにはwifi環境が必要です。

Wi-Fiのランニングコストは契約するプロバイダやプランによって異なりますが、月に5,000円程度は考慮しておく必要があります。

 

また、機器を購入したりプロバイダ契約する必要があるため、費用や手間がかかってしまいます。費用の問題ももちろんお大きいですが、手間の問題も大きいかもしれません。分かっている人にとってはWi-Fiの工事手配やプロバイダとの契約はそれほど、手間でないかもしれません。しかし、これまで屋外監視カメラを導入してこなかった人にとっては、これらを非常に手間だと感じる場合もあります。

 

人は経験したことのないことや、分からないことに対しておっくうだと感じる性質があります。そういったことに時間を使うなら、本業に励んだほうがより売上もあがるでしょう。

 

そのため、監視カメラを設置するためだけに、Wi-Fi環境を用意するのは現実的ではないこともあるのです。

モバイル(通信機器)搭載の屋外監視カメラの特徴

その点、モバイル搭載の屋外監視カメラであれば、スマホと同じようにSIMが内蔵されているため、Wi-Fi環境は不要です。

さらにレンタルサービスであれば、無駄なコストと手間をかけずに必要な期間だけ利用できるメリットもあり、おすすめです。

屋外監視カメラが不要になった場合の対応

一生続く工事はありません。数か月なのか、数年なのか工期は工事によって違いますが、必ず終わるときがくるのです。そのとき、不要になった屋外監視カメラをどのように処分すればよいのでしょうか?

 

もちろん、ある工事が終わってもまた別の工事がはじまるでしょう。そのため、屋外監視カメラを所有しておいて、各工事現場で必要な数だけ設置するのも一つの方法です。しかし、屋外監視カメラを所有すると、保管場所を用意したり管理したりと所有することによるコストが発生します。

 

レンタルサービスを利用すれば、必要なときに必要な台数だけカメラを借りて、それに応じた料金だけを支払えばよいのです。屋外監視カメラは業務効率化や防犯対策のために、非常に有効なツールです。しかし、それそのものが売上を生む訳ではありませんので、コスト管理は適切にしたいもの。そういったニーズに応えるのが屋外監視カメラのレンタルサービスなのです。

屋外監視カメラのコストパフォーマンスがよい理由

建設現場での屋外監視カメラ導入は、工事期間のみ利用できるレンタルサービスが便利です。

 

建設現場の監視カメラは、レンタルの方がコスパが良い理由については、こちらで詳しく解説しています。

工事現場の監視カメラはレンタルがコスパが良い理由

 

まとめ

本記事をお読みいただくことで、スマホ連動の屋外監視カメラが建設現場の遠隔監視に最適な理由についてご理解いただけたと思います。

スマホ連動の屋外監視カメラを導入することで、カメラがあなたの代わりに現場の目になってくれるはずです。なお、外出中に自宅に居るペットの様子を見るときなども監視カメラ(特に小型)は有効です。

忙しい現場管理を効率化したいという方は、『現場見守る君』をぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。

 

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