吉田東光の「現場見守る君」で一元管理 現場の負担を軽減し、施工品質も向上

工藤建設様

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工藤建設(横浜市)の住宅事業部では、2024年から吉田東光の現場監視カメラ「現場見守る君」による全棟管理を実施。本社内の電子黒板とカメラをつないで一元管理することで、防犯だけでなく工程の進捗管理やオンラインミーティングなどに活用中だ。電子黒板へ直接書き込めるようにしたことで施工の品質・効率を高めるとともに、現場監督の負担軽減にもつなげている。

 工藤建設は本社のある横浜市を中心に公共、民間の建設需要に幅広く応えてきた建設会社だ。住宅事業部では、傾斜地・狭小地が多いという地域特性に対応した地下室付き住宅を得意としており、現在は注文住宅を年間50棟ペース、その他アパートなどもで供給している。

現場監視カメラは担当者の”第3の目”

 吉田東光の現場監視カメラ「現場見守る君」を導入したのは2017年8月から。当初の目的は防犯面の強化だった。さらに昨年からは、本社に電子黒板を設置し、進行中の約30か所以上の現場のカメラを一元管理できるようにした。工藤建設 建設本部 営業戦略室 室長の金岡裕之さんはその狙いについて次のように語る。
「当社の現場監督は一人につき約5件の現場を同時に担当しています。以前は現場から問い合わせがあるごとに直行していましたが、近年は横浜近辺だけでなく、小田原や三浦半島まで施工範囲が広がり、移動距離が長くなってきました。カメラを防犯だけでなく、施工管理にも利用することで現場への移動頻度を減らそうと考えたのです」(金岡さん)。
 そのため、「現場見守る君」は各現場で、前面道路との境界付近に1台、施工部位を映すための1台、という2台体制とした。「施工の進捗状況が映像で確認できるのはいいですね。”第3の目”を持てたような気がします」(住宅事業部 工事課 課長の工藤祐一さん)。
 同社の現場監督は、着工から引き渡しまで平均で約80回、現場に足を運んでいた。昨年の一括管理後は、その頻度は半減しているという。現場監督を務めている工事課の青栁勇汰さんも「現場から問い合わせがあったら、まず出先でも自分のスマホで現場の映像を確認するようになりました」と話す。「上司の判断が必要な場合も本社と映像で状況を共有できるので、現場に行く前にいろいろなことが対処できるようになりました」(青栁さん)。

住宅事業部 工事課 課長
伊藤 祐一さん

住宅事業部 工事課
青栁 勇汰さん

住宅事業部 工事課
佐藤 美玖さん

建設本部 営業戦略室 室長
金岡 裕之さん

施工業者とも一体になって施工管理の品質を向上

 本社で電子黒板とカメラの運用を担当している、工事課の佐藤美玖さんは「施工業者のみなさんも、より積極的にカメラを活用するようになりました」と話す。現場で施工する側にとっては、現場監視カメラの設置によって「見られる」ということに緊張感などを抱きがちだ。「実際に導入してみれば、現場から映像を通して打ち合わせできると話が早いし、誤解も少なくなります。また従来は担当の監督だけだったチェックが、電子黒板の一元管理によって工事課全体の複数の目で行われるので、より万全なバックアップが可能になりました。そうしたメリットを実感してもらえてからは、現場管理サイドと施工者と一体になった雰囲気が生まれて、施工管理の品質も向上しています」(佐藤さん)。
 同社での導入にあたって課題になっていたのが、カメラの管理と運用だ。導入以来、現場への設置・回収などは現場監督が担ってきたが、これらの業務をどのように効率よくこなすかが検討されていたという。
 そこで、昨年からはこのカメラの設置・回収・管理を、協力会社として付き合いのあった足場・仮設業者に委託することになった。「吉田東光さんにも柔軟に対応してもらえて助かりました。うまく仕組み化できたので、「現場見守る君」のメリットを生かしやすくなりました」(伊藤さん)。

総合商社ならではの強みを生かし、電子黒板も吉田東光が手配。直接書き込みが可能なため認識のずれがなく作業が行える

顧客満足度を高めて企業としての使命を果たす

 同社では現場に設置したカメラで撮影した静止画を毎週金曜日に施主へ送信し、進捗状況を伝えるサービスを実施している。「お客様にも現場に参加する感覚を共有いただけるようにしています」と金岡さん。
 施主にしてみれば、現場の様子はブラックボックスのようなものに感じられがちだ。カメラからの映像を共有することで、安心感や満足度の向上につながっているという。
 2026年には創業60周年を迎える工藤建設。「現場見守る君」による全棟一元管理を取り入れたことで、現場の省力化と施工品質の確保とともに顧客満足度の向上も目指し、老舗の企業としてさらなる進化の歩みを続けている。

横浜市都筑区の現場。「現場見守る君」を設置し防犯から現場確認まで幅広くカバーする

吉田東光は
アフターフォローがすごい!

Ⅰ.

利用状況を共有(使われていない、返却忘れを防止)

Ⅱ.

録画状況を常に確認(遠隔でSDや稼働状況をチェック)

Ⅲ.

請求システムへはほぼ対応が可能(各種請求システムが利用可能)

 

導入をご検討の方へ

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