赤外線機能がついた防犯カメラはおすすめ？特徴やメリットを徹底紹介！

街中や商業施設などで見ることの多かった防犯カメラが、家庭でも多くの需要を集めているのはご存じでしょうか。

近年、自宅の駐車場や玄関前などに複数台の監視カメラを設置する家庭も増えてきました。防犯対策用のカメラがあるだけで、安全な生活を送れるという安心感を得られることもあって、多くの注目を集めているのです。

 

最近の防犯カメラは、赤外線暗視機能が備わっている商品が多く販売され、夜間や夕方、暗闇でも明瞭な映像が撮影が可能になっています。

この記事では、多くの指示を集めている赤外線カメラの特徴やメリット、デメリットについて解説していきます。

購入する際には是非参考にしてください。

防犯カメラの赤外線機能とは？

防犯カメラには赤外線機能を有したカメラが存在し、「赤外線カメラ」といわれています。赤外線カメラは、赤外線を照射して撮影するのが大きな特徴です。光のない暗い場所や夜間でも人や動物の熱量を検知することができ、不審者や侵入者を撮影することができます。

赤外線カメラで撮影した動画は白黒で表示されることが一般的ですが、最近ではカラーで撮影できる赤外線カメラも販売されるようになりました。

 

名前の通り、赤外線と呼ばれる目に見えない光を使って撮影するため、赤外線が届く約20〜30mが撮影可能な距離となっています。

最近では防犯用のみに使用されるだけでなく、夜間に灯りが消えてしまう建設現場や工場で機械設備の過熱による異常を早期に発見するために利用されることも多いです。さらに農業分野では、赤外線の反射率を利用して作物の健康状態や成長度を調べる際にも活用されています。

 

ここ最近ではスマホやパソコンからリアルタイムで映像を確認できるネットワークカメラも多く販売されており、さまざまな業種で活用されているのが特徴です。

赤外線機能付きの防犯カメラを導入するメリットは？

赤外線機能が付いた防犯カメラを導入する際のメリットにはどんなものがあるのでしょうか。

ここではメリットを解説していきます。

夜間・夕方などの暗闇で撮影が可能になる

赤外線機能付きのカメラは、光の入らない暗闇や夜間の屋外でも撮影できることが最大の特長といえます。かすかな明かりで撮影できるタイプのカメラも存在しますが、赤外線カメラの場合は完全な暗闇でも撮影することが可能です。

例えば、街灯がない公園で犯罪を抑制する目的で設置されていたり、事件や事故を防ぐために道路に設置されていることが多くなっています。

赤外線が搭載されたカメラは、日中は通常撮影を行い、夕方〜夜間にかけて一定以上の暗さになると赤外線照明が始まる仕組みとなっています。

暗闇でもしっかりと撮影できることが、赤外線カメラの最大の強みといえるでしょう。

隠れたものを可視化できる

赤外線カメラは、暗闇でもしっかりと撮影できると解説しましたが、実は温度を感知することができるのです。絶対零度を超える物の熱を検知し、レンズの照準をセットすることで物体を捉えることができます。

例えば、夜間に草むらなどに隠れている不審者がいても、不審者の体温を検知して映像として残しておくことができるのです。野生動物の観察や遭難者を発見する際にも効果を発揮できるのが赤外線カメラとなっています。

近所迷惑になることが少ない

赤外線は、人の目にうつることはありません。そのため、人通りの多い住宅街で照射されても近所の方や自宅前を通る方に迷惑をかけてしまうことはありません。赤外線カメラの明かりは目立つことがないため、前を通った人も気付かないことがほとんどです。

 

「監視されているようで気分が悪い」
「前を通ったらいきなりライトが付いてびっくりした」
などといったこともなく、クレームに発展することはほとんどありません。

防犯カメラを導入する際には防犯対策のことに集中したいと感じる方も多いです。周辺住民とのトラブルに疲弊してしまう心配がないというのも赤外線カメラのメリットといえます。

赤外線カメラは、周辺住民に迷惑をかけてしまうことがなく、しっかりと防犯対策ができることが赤外線カメラのメリットです。

設置工数の少なく、コスパを抑えられる

赤外線カメラは、周囲を照らすライトを必要とせず、カメラのみで撮影することができます。一般的な監視カメラで夜間を撮影する際は、あらかじめライトを用意しておかなければなりません。

しかし、赤外線カメラは明かりが必要ないこともあり、ライトを購入する代金を節約することができます。また、ライトを取り付ける必要がないことから設置工数も少なく済むため、すぐに取り付けられることも利点といえるでしょう。

他にも、少ない電力で広範囲を撮影することができるため、長時間の撮影などに向いています。使用電力が少ないこともあって電気代を安く抑えることが可能です。

防犯対策をしっかりと行うとともに電気代を抑えることができるため、お財布にも優しいカメラといえるでしょう。

赤外線カメラにデメリットはあるの？

前の章では赤外線カメラのメリットを紹介しましたが、ここではデメリットを解説していきます。

画像の品質が低下する

赤外線カメラは通常の監視カメラと比較すると、画像の品質が下がってしまいます。カラーで撮影できる赤外線カメラは出てきてはいるものの、まだまだ白黒で撮影した方が画素数が高く、鮮明に撮影できるということも多いです。

また、赤外線カメラで撮影した画像は、映像の端が中心部と比べて黒くなってしまうデメリットを持っています。

画像の質が高いカメラも販売されるようになってきたので、赤外線カメラを選ぶ際には参考にしてみましょう。

環境によって制約が出てくる

赤外線カメラは環境によってうまく活用しきれない場合も出てきます。赤外線を照射して撮影するため、物に反射して対象物をうまく撮影できないこともあるのがデメリットのひとつです。

例えば、雪や雨などは赤外線を反射させてしまうことも多くなっています。また、蜘蛛の巣や虫なども反射の対象物となってしまうので、環境によってはうまく撮影されないことも多いです。

特に屋外型のカメラには、ゴミや汚れなどが付きやすくなっています。メンテナンスをしっかりと行うことでカメラを綺麗に保つことができるので、定期的なメンテナンスや清掃を欠かさないようにしましょう。

基本的には白黒で撮影される

この記事の冒頭で解説した通り、赤外線カメラでは基本的に白黒で撮影されてしまうというデメリットがあります。もし、事件現場や事故現場などで撮影された映像が白黒であった場合、服の色や犯人の特徴を特定することが難しくなってしまいます。

色がわからないことで情報がかなり減ってしまうことも考えられるので、そういった場合には音声が録音できる赤外線カメラなどを検討して、他の部分で情報を集めるのがおすすめです。

近年では、周囲が明るい場合はカラーで撮影し、暗い場合に赤外線に切り替えて撮影できるカメラも販売されています。高性能カメラを完備したい場合にはぜひ検討してみましょう。

赤外線カメラの構造

赤外線カメラには「赤外線」を検出できるセンサーが付けられています。そのセンサーによって、赤外線のエネルギーをキャッチし、電気信号に変換することで赤外線画像や映像の生成を行う仕組みです。

赤外線には近・中・遠赤外線と三段階の波長があり、いずれも人の目には見えることはありません。防犯カメラの赤外線機能は「近赤外線」が主に使用されています。

赤外線カメラの構造や映像についてより詳しく知りたい方はこちらの記事をご参照ください。
赤外線カメラの構造や映像について｜防犯効果高いカメラの特徴

防犯カメラに赤外線機能を導入する際の注意点

防犯カメラとして赤外線カメラを導入したいと考えたとき、どんなことに注意すればいいのでしょうか。

ここでは、導入する際の注意点を3つ紹介します。

LEDの寿命

赤外線に使用されているLEDには寿命があり、メーカーにも差はありますが、およそ5,000時間〜20,000時間です。1日10時間の暗視撮影をした場合、約1年半〜5年で寿命が切れてしまうことになります。

LEDは寿命が長いといわれていますが、監視カメラの寿命よりは短いです。LEDが切れた場合は交換しなければなりませんが、タイプによってはLEDのみを交換することができないものもあります。そうなった場合、赤外線機能が使えずに防犯カメラとして機能しなくなってしまいます。LEDのみで交換できない場合は本体ごと変える必要があるのです。

あくまでLEDは消耗品ということを覚えておきましょう。

適切な場所への設置

赤外線カメラをどこに設置するかはしっかりと検討する必要があります。赤外線カメラは照射されている箇所でしか撮影されないため、一般的な監視カメラよりも視野角が狭くなってしまうのです。視野角が狭まることを理解できていないと、肝心な部分が撮影されていなかったということも考えられます。

監視カメラとして有効に活用したい場合は、視野角が狭くなることを考慮してしっかりと撮影できる位置に設置するようにしましょう。

メンテナンスの重要性

屋外に設置した赤外線カメラは定期的なメンテナンスが非常に重要です。屋外に設置したカメラは砂ぼこりや花粉、黄砂などによってレンズが汚れてしまうことが多くなっています。汚れた状態のまま放置していると、しっかりと撮影することができず、映像がぼやけた状態になってしまう可能性が高いです。

せっかくの防犯対策として取り入れたカメラが役に立たなくなってしまうので、定期的なメンテナンスは欠かさず行うようにしましょう。

赤外線カメラを導入するメリットはたくさんある

いかがでしたでしょうか。

本記事をお読みいただくことで、赤外線カメラを導入するメリットをご理解いただけたと思います。

赤外線カメラは夜間もクリアに映せるため、高い防犯効果を発揮します。

工場や建設現場などに特化した防犯カメラ『現場見守る君』には、赤外線暗視機能が備わっており、暗闇でも明瞭な映像が撮影できます。

『現場見守る君』はネット工事が不要で、必要な時にすぐレンタルできることから、利便性が高いのも特徴です。

 

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